あたけむ

あれこれ悩み、考えることを楽しむ雑記ブログ

運転免許 うっかり失効から再取得までの道のり その1

こんにちは。

まだ始めて間もないのに、ブログの更新が滞っているkurosabiです。

 今回もまたまた昔話です。

 

数年前のある日のこと。

バイクで通勤する途中、白バイに停車を求められました。

停車の理由は、一旦停止無視。

 

いやいや停まったし(僕)

停まったつもりでも、足を下ろしてなかったでしょ(警官)

絶妙なバランス感覚で、足を付けなくても静止できるねん(僕)

はいはい、分かったから免許出して(警官)

 

この不毛なやり取りを10回ほど繰り返し、「これは無理だな」と観念して免許を提示したところ、白バイ警官から

「この免許、失効してるね」

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えっ?

正直、何を言われているか分かりませんでした。

 

「何? どーゆーことですか?」(僕)

「この免許、有効期限が去年の8月14日までだから、もう半年経過しているよ」(警官)

 

なんですと!?

 

僕が白バイに捕まった日は2月23日。

警官が言うように

この時点で、免許の更新期限から半年と9日が過ぎていました。

 

事態がよく飲み込めず焦る僕に警官は

「更新月から半年以内だったら更新の申請手続きをすれば再取得ができるけど、半年を過ぎてるから免許は失効だね。

1年以内の場合、申請手続きをすれば仮免の段階までは復帰できるから、本試験(学科・実技)を受け直さないといけないな」

 

免許失効で、仮免からやり直し...

 

さらにうろたえる僕に追い打ちをかけるように

「ちなみに仮免に戻れるのは普通免許だけで、二輪免許は完全に失効だから」

 

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バイクの免許が失効...

 

あまりの出来事に言葉を無くして立ちすくむ僕を可哀想に思ったのか、

一旦停止無視については不問にしてもらえました。

 

「とりあえず、すぐに運転免許試験場に行って手続きをした方がいいよ」

警官にアドバイスをもらい、とりあえず会社に行こうとしたところ

「こらこら、今は無免許だぞ! バイクは駐輪場に停めておくか、会社まで押して行きなさい!」

その言葉で「ああ、本当に免許を失効したのだな」と痛感しました。

 

まずは原付免許を取得

最寄り駅の駐輪場にバイクを入れ、電車で出勤。

上司に事情を説明して休暇をもらい、

まずは役所に行って住民票(手続きに必要)を取得。

それを持ってすぐに免許試験場へと行きました。

 

受付の人に免許を渡し、更新を忘れていたことを伝えました。

 

「更新月から今まで、更新できなかった理由はありますか?」

 

受付の人曰く、入院していたり、海外に行ってたり

やむを得ない事情がある場合は考慮してくれる可能性があるとのこと。

何か無いかと頭をひねってみましたが、

 

更新のハガキが届かなかったから気が付かなかった

 

ぐらいしか思い浮かびません。

もちろん、これが減免の対象にはなりません。

 

たぶん僕みたいなことを言う人も多いのでしょう、

「更新のお知らせハガキはサービスみたいなものです。免許証には大きな文字で有効期限が記載されているでしょ。ハガキが届かなかったことが更新忘れの理由にはなりませんよ」

と、冷たく言い放たれてしまいました。

 

更新に必要なものリストの中に「更新のお知らせハガキ」が入っているのに...

モヤモヤとした気持ちを抱えながら仮免許交付の手続きに入りました。

 

僕は17歳の時に原付免許、20歳で二輪免許(中型)、23歳で普通免許を取得。

白バイ警官にも伝えられた通り、有効期限から「半年以上1年未満」が過ぎた段階なので

普通免許のみ仮免許の交付。二輪は完全失効です。

手数料(3,000円前後)を支払い、適正検査(視力測定など)を受けた後、仮免許証が発行されました。

 

仮免許発行からのおおまかな流れは以下の通り

  • 路上講習を10時間以上
  • 学科試験
  • 実技試験
  • 取得時講習を受講

 

路上講習とは、免許取得者に同乗してもらって実際の路上を走る講習のこと。

運転免許を取る時、大方の人が自動車教習所に行くと思いますが、

教習所の教官が横に付いて路上に出る講習があるでしょ。

あれと同じです。

 

免許取得から3年以上経過した人に同乗してもらい、10時間以上路上を走ったという証明を受けて、ようやく学科試験を受ける資格が得られます。

昨日まで運転できてたのに…。本物の「仮免」に戻されたわけです。

 

受付で路上講習の書類がもらえるのですが、

練習した日時、走ったコース、同乗者の氏名(県によっては免許番号)などを記入しなければならず、

しかも

講習(練習)は1日2時間まで

という制約があります。

 

つまり仮免許の交付から本試験の受験資格を得るまで、

最短でも5日はかかるということ。

すぐに再取得したい身分としては、この制約は地味に厳しい。

 

ただし、この書類は自分で記入する自己申告制。

実際に路上講習をしなくてもバレることはありません。

僕は会社の同僚に協力してもらい、名前だけを借りて書類を作りました。

 

だって前日まで普通に運転してたわけだし、

だいたいMT車の免許を取るのにAT車(周りにMT車を持っている人間なんていない)の路上講習をしても意味ないですもんね。

 

ただ、このまま何もせずに5日間を過ごすのはもったいない。

 

受付の人に「原付免許はすぐに取れるんですかね」と尋ねると、

申し込んでもらえれば、明日には試験を受けられますよ とのこと。

 

免許証の失効といっても、僕は交通違反などが理由ではありません。

違反の場合だと免許が再取得できない欠格期間(1年以上)がありますが、

うっかり失効の場合、原付免許は翌日でも再取得できます。

 

僕は普段の通勤に原付を使っており、

さらに今は、駐輪場に原付を預けたままの状態。

本試験(学科)の雰囲気を味わう目的をかねて、

仮免交付の翌日に、まず原付免許だけを取りにいくことにしました。